戦争の変化

戦争の変化

戦争の変化

このごろは、広島と長崎の原爆記念日や終戦記念日があって、戦争について考えさせられることが多いです。日本はもう69年間戦争をしていません。70年近い平和というのは長いのでしょうか。大学の史学科で歴史を専攻した息子に聞いたところ、パックス・ロマーナというローマ帝国の平和の時代は約200年間続いたそうです。それの3分の1ぐらいということですね。
歴史をやっていたら、ほとんどいつも人類は戦争をしているんじゃないの、などと聞いていたら、「戦争の性質が時代で変わってきているんだよ。昔の戦争は、傭兵とかのプロが一部のエリアでやる局地戦が普通だったんだ。第二次大戦みたいな総力戦になったのは20世紀からのことだから。」とのこと。「なるほど。それじゃ、非戦闘員がみんな巻き込まれたりするというのは第二次大戦だったからなんだね。」「そうなんだよ。市民が戦争に参加するようになったのは近代からのことで、フランス革命の時からなんだって。非戦闘員の戦死者が増えたのは第一次大戦からのはずだよ。」つまり、今のような庶民もみんな巻き込まれる総力戦というのはこのごろの戦争ということで、昔は戦争は一部の戦士というプロのものだったらしいのです。今も世界の一部では局地的戦争が続いていますが、いつかまた日本が戦争に巻き込まれることがないことを祈っています。